(左から)優秀賞に選ばれた砂川さん、優良賞の下地さん、濱川さん
=宮古総合実業高校体育館
砂川すずかさんが優秀賞 県水産高意見・体験発表会
2021年度県水産高校意見・体験発表会がこのほど行われ、宮古総合実業高校(大山正吾校長)の食と環境科フードクリエイトコース2年の砂川すずかさんが優秀賞、濱川依吹さんが優良賞、海洋科学科海洋技術類型2年の下地開さんが優良賞に選ばれた。23日、同校体育館で表彰状が3人に伝達された。
砂川さんは「トランス脂肪酸と栄養成分表示」と題して発表。外国製の食品に表示されているトランス脂肪酸の含有量が国産品では表示されていないことに疑問を持ち、その理由を調べ「日本でも表示した方が良いのではないかと考えた。外国でトランス脂肪酸を控えて生活している人が日本に観光に来た際、安心して日本の店で買い物をすることができる。栄養成分表示にはお金がかかり、商品の販売価格が上がってしまうが、それでも健康な体を作るには将来必要になると思う」と提案した。砂川さんは「受賞はうれしい。将来は調理関係の仕事に就きたい」と話した。
濱川さんは「学校の評価と社会の評価」と題して発表。勉強が苦手なことを克服しようと学科の実習を頑張って評価をもらい、アルバイトでも同じように取り組んでおり、「いろんなことを克服し、自分の良い所を伸ばしていきたい」と話していた。
下地さんは「大きな目標」と題し、将来の夢である海上保安官になるため必要な知識、高校でどんなことに挑戦したいかを発表。「おじさんが海上保安官で、小学6年生の時に見てかっこいいと思った。海関係の仕事に就きたかったので海上保安官を目指そうと思った」と話した。