宮古島市、初の「BA.2」 男性2人の感染確認

【那覇支局】県は16日、宮古島市で新たに4人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は3765人。県内では新たに827人の感染が確認された。800人台になるのは8日の824人以来、8日ぶり。累計11万966人。

 県は同日、オミクロン株の別系統である「BA.2」のゲノム解析の結果を発表し、2月23日から3月9日の感染者49検体のうち、8検体から「BA.2」を確認したと発表した。そのうち、宮古保健所管内からは12検体中2検体から確認された。宮古保健所管内からの検出は初めてとなった。県内累計は13人。宮古保健所管内で確認されたのは40代と50代の男性で現在は療養解除となっている。
 県の糸数公医療技監は「BA.2」感染者同士の関係は確認中としながらも、「市中に入り込んでいる可能性が高い」と述べ、「今後は置き換わりが進んでいくと見込まれる」と話した。
 市内患者は10歳未満の女性、10代と2人の40代の男性。前週同曜日の14人と比べると10人減少した。推定感染経路は1人が明らかになっていない。職業別では運送業の1人、確認中は3人。1週間当たりの人口10万人当たりでは133.64人。
 市の入院中8人、宮古病院8人(中等症7人、軽症1人)、宿泊施設療養中22人、自宅療養中42人、入院調整中24人となっている。
 県内患者は10歳未満から90代の男女。前週の同じ曜日より44人増加した。年代別では10代が最多。県基準で重症者は2人。
 当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数289.88人は県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(26.3%)はレベル2、重症者用病床使用率(16.1%)はレベル1。

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