道路ボランティア団体に花苗を配布する佐和田常務理事(右) =宮古森林組合

森林組合 花苗や肥料、道具を配布

宮古森林組合(組合長=座喜味一幸市長)は10日、平良東仲宗根の同組合で市内の道路美化活動に取り組んでいるボランティア団体を支援するための花苗や肥料、活動に必要な道具などを配付した。講習会や意見交換会も行われた。

 配付式では同組合の佐和田勝彦常務理事が「多くの団体が自分たちの地域をきれいに飾ろうという気持ちが高まり、宮古も花いっぱいになってきた。だが見えない場所で不法投棄もたくさんある。皆さんの活動が地域に波及することで不法投棄が無くなってほしい。今後も活動を頑張ってもらい、我々もサポートしていきたい」とあいさつ。
 同事業は宮古管内道路ボランティア支援業務として県緑化推進委員会の委託を受けて実施されている。2022年度の配布対象は84団体あり、今回は64団体が申請した。草花苗は1万2676本、低木は1415本で合計約1万4091本、肥料や花苗土、カタツムリ駆除剤などは6種類1735袋、道具はゴミ袋やほうき、鎌など23種類2875個を用意した。
 多くの団体が訪れ、花苗や肥料などを受け取っていた。パイナガマビーチ前で活動する宮古写真協会は「去年から清掃ボランティアのメンバーと一緒に取り組んでいる。写真を撮るだけでなく地域の美化にも努めたい」と話していた。
 講習会では作業実施後の報告書の写真の撮り方、回収依頼する草・木の枝の出し方、ミニサンダンカの挿し木の方法などについて説明した。

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