下地敏彦前市長が控訴 収賄罪の判決に不服

【那覇支局】収賄罪に問われ2月22日に那覇地裁で有罪判決を言い渡された下地敏彦前宮古島市長(76)が7日、判決を不服として福岡高裁那覇支部に控訴した。下地前市長は判決直後、「判決文を見て、今後を検討する」と話し、控訴に含みを持たせていた。

 控訴は判決の言い渡しを受けて14日の間に判決に不服がある場合に、上級の裁判所に対してその判決を遮断して新たな判決を求める不服申し立てのこと。下地前市長の代理人が7日に控訴を申し立てる書類を福岡高裁那覇支部に提出した。
 2月22日の地裁判決で、下地前市長は懲役3年、執行猶予5年、追徴金600万円の判決が言い渡されていた。下地前市長は無罪を主張していた。
 判決によると下地前市長は2018年5月24日、東京都内で元会社役員の男性=贈賄罪で有罪確定=から現金600万円を受け取った。

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