天候が回復して製糖操業を再開した宮糖城辺工場 =城辺砂川

宮糖城辺が操業再開

悪天候によるハーベスターの稼働停滞に伴う原料不足で一時停止していた宮古製糖城辺工場は28日、製糖操業を再開した。沖縄製糖宮古工場もきょう3月1日から操業を再開する。天候の回復により両工場とも十分な原料確保に見通しができたため再開した。10日余りにわたる一時停止は異例だという。

 宮糖城辺工場は18日から10日間操業を一時停止していた。26日からハーベスターが再稼働し、28日から圧搾を再開。工場内には各地で収穫された原料のサトウキビが積まれ、重機が次々と圧搾工程に投入していた。同工場は「ようやく天気が回復した。2月は天候が悪すぎた。12月が良かっただけに残念」と話していた。
 沖糖は27日からハーベスターの収穫を再開し、28日には原料を搬入、きょうから圧搾を再開する。14日から操業を停止し、19日から21日に一時圧搾を行ってから再び停止。合計12日間の一時停止となった。同工場の仲里典和工場長は「今回の停止は長かった。雨には対策を立てようがない。再稼働に向けて工場の点検や調整を行ってきたので遅れを取り戻したい」と話した。

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