お供え用の切り花を選ぶ市民。果物セットは売り切れているものもあった
=市内の大型スーパー
きょう旧十六日祭
きょう16日は後生(グソー、あの世)の正月とされる旧暦1月16日を祝う旧十六日祭。前日の15日、市内スーパーの特設コーナーは切り花や果物などお供え物を買い求める市民で賑わいを見せていた。コロナ禍以前ほどには回復していないものの去年に比べると売れ行きは良いそうで、売り切れている商品もあった。
十六日祭は宮古の伝統行事で、墓地に家族や親戚が集まりご馳走や果物などを供え、あの世のお金とされる打ち紙(ウチカビ)を焚いて先祖を供養する。
生鮮食品から和菓子、果物の詰め合わせ、使い捨ての食器類など旧十六日一色に染まったスーパーでは、大勢の市民が必要なものを買いそろえていた。
スーパーの店長は「オードブルは去年より大きいものが売れており、去年の実績を基に発注したが売り切れてしまった商品もある。コロナ禍以前には及ばないが、賑わいが戻ってきたと感じる」と話した。
市は感染拡大防止のため、会食は4人以下、2時間以内で行うことなどを呼び掛けている。