新型コロナ 市新たに38人感染
【那覇支局】県は8日、宮古島市で新たに38人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。2日連続で前週の同じ曜日を上回った。30人台の感染者は1月26日の33人以来、13日ぶり。累計は3346人。県内では新たに682人の感染が確認された。累計8万7788人。15日連続で前週の同じ曜日を下回った。11日連続で1000人を下回った。県は同日、新たに4例のクラスター(感染者集団)を発表した。累計469例。
市内患者は10歳未満から90歳以上までの男女。前週の14人と比べると24人上回った。年齢別では10歳未満の7人が最多で20代、40代各5人、30代、50代の各4人となっている。推定感染経路は29人が明らかになっていない。職業別では無職9人が最多で次いで介護従事者6人、小学生、サービス業各3人となっている。確認中は8人。1週間当たりの人口10万人当たりでは216・02人。
市の入院中11人は宮古病院8人(中等症5人、軽症3人)、民間病院3人(軽症3人)。宮古地区の病床使用率は16.7%。宿泊施設療養中20人、自宅療養中68人、入院調整中71人となっている。多良間村を含めた宮古地区の人口10万人当たり感染者数は204.70人と200人を再び超えた。
県の糸数公医療技監は「前週との比較では減少は続いているので、今後の動向を注視したい。感染者は高齢者施設の利用者や職員、10歳未満の子どもの家庭内感染が目立っている」と話した。
県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の715人と比べ5%減少した。年代別では10歳未満が最多。県基準で重症者は3人。新たなクラスターは「第5波」の昨年7月から9月に本島南部で発生し、合わせて31人が集団感染した。
全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数293.44人は全国23位に改善した。
当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数291.22人は県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(57.8%)はレベル3(感染まん延期)50%を超え、重症者用病床使用率(25.7%)はレベル2。