市民に感染対策への協力を呼び掛ける座喜味市長
=市役所
座喜味市長 「改めて感染防止に協力を」
座喜味一幸市長は1月31日、市役所で会見を開き、1日の旧正月や中旬の十六日祭で同居家族以外の集まりを控えるなど、市民に感染対策の徹底を改めて呼び掛けた。県は「まん延防止」の地域別解除の目安として、1週間の新規陽性者人口10万人当たりで200人を下回ることなどをあげている。市の値は31日現在で245・31人。
宮古島市が人口10万人当たり200人を切るためには、1週間の新規陽性者が110人以下(1日15・7人以下)になる必要がある。感染拡大のピークは越えたものの、31日までの1週間で基準値を下回ったのは7人の同日だけと、下げ止まりが懸念されている。
市長は「市民の皆さんにはこれまでも十分協力いただいているが、早期の『まん延防止』解除に向けた感染対策徹底に理解と協力をお願いしたい」と話した。
具体的には旧正月や十六日祭の行事開催で▽体調不良時は参加しない、させない▽集まりは同居家族など4人以下2時間以内▽抗原検査やPCR検査での陰性確認▽マスク着用など基本的感染対策―を徹底することを呼び掛けた。
オミクロン株の重症化率は低いとされているが、県の調査によると70代以上は入院率が大幅に上昇している。市長は「市では高齢者の感染が増加している。医療供給体制や社会機能を維持するためには、感染者をさらに抑える必要がある」と強調。感染対策に加え「接種券が届き次第、新型コロナワクチンの3回目を受けてほしい」と述べた。