新型コロナ 9日連続前週下回る

【那覇支局】県は22日、宮古島市で新たに24人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。9日連続2桁の感染者となった。累計は3054人と3000人を超えた。県内では新たに1313人の感染が確認された。累計7万4360人。「第6波」で初めて死亡例が確認された。「オミクロン株」に感染した可能性が高いという。累計399人。

 市内患者は10歳未満から70代までの男女24人。前週の46人と比べると48%減少した。9日連続で前週の同じ曜日を下回った。年齢別では30代の5人が最多で10歳未満、50代の各4人、10代、40代の各3人が続いている。推定感染経路は16人が調査中で67%の感染が分かっていない。職業別ではサービス業6人が最多で、会社員、高校生、接客業、農業各2人が続いている。確認中は4人。1週間当たりの人口10万人当たりでは435.70人となり、8日連続の3桁となった。
 市の入院中22人は宮古病院16人(中等症12人、軽症4人)、民間病院6人(中等症2人、軽症4人)。宿泊施設療養中29人、自宅療養中221人、入院調整中107人となっている。宮古病院には17日から5人の医療従事者が福井、熊本、久留米の各大学病院から派遣されている。今後はさらに5人を加えた計10人の派遣が予定されている。
 県の糸数医療技監は「県のこれまでの流行の波をみると上るスピードと落ちるスピードが同じようなイメージがある。宮古はピークを過ぎた可能性があるが、まだまだ感染者は多いので、高齢者などへの3回目のワクチン接種率がカギになる」と話した。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週15日の1829人を516人下回り、28.2%減少した。4日連続で前週を下回った。1週間の感染者数は8490人となり、前週9973人と比べて15%減少した。減少したのは昨年12月5日から11日の1週間以来6週間ぶり。年代別では40代の221人が最多。県基準で重症者は5人。医療従事者の欠勤者は374人となり、7日連続で前日を下回った。
 死亡が確認されたのは那覇市の70代男性。9日に死亡が確認された。細かいゲノム解析が行われていないため、断定はできないが、「オミクロン株」感染の可能性が高い。昨年11月12日以来の死亡確認例となった。
 県内の21日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は571.67人となり、12日以来10日ぶりに500人台になった。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(61.0%)はレベル3(感染まん延期)の50%超。重症者用病床使用率(39.0%)はレベル2(感染流行期)。

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