新型コロナ 月別初の1000人超
【那覇支局】県は18日、宮古島市で新たに44人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。5日連続の2桁の感染者となった。累計は2930人。市の1月になってからの感染者数は1033人で月別では初めて1000人を超えた。県内では新たに1443人の感染を確認。3日ぶりに前週を上回った。累計6万9069人。新たに3人の重症者が確認された。
市内患者は10歳未満から90歳以上の男女44人。前週11日の48人と比べて9%減少した。年齢別では10歳未満の10人が最多で20代9人、10代8人が続いている。70代、80代はゼロ。10歳未満と10代が18人と全体の41%を占めるなど子どもの感染が目立つ。推定感染経路は20人が調査中となっており、45%の感染が明らかになっていない。職業別では無職7人が最多で小学生4人、中学生、建設業、サービス業の各3人が続く。児童生徒に感染拡大が見られ、1週間当たりの人口10万人当たりでは757.89人となり、4日連続の3桁となった。
市の入院中29人は宮古病院25人(中等症10人、軽症15人)、民間病院4人(軽症4人)。宮古地区の確保病床54床の使用率は54%となった。宿泊施設療養中13人、自宅療養中339人、入院調整中161人となっている。
県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週11日の775人と比べ1.86倍増加した。年代別では40代が最多となり、各年代に感染が拡大している。県基準で重症者が3人確認され、現在4人が入院している。県立中部病院でのクラスター(感染者集団)に新たに1人の感染が確認され、累計9人となった。県内の医療従事者の欠勤者は前日と比べて100人減り、511人。
県の糸数公医療技監は「前週の火曜日は休み明けということで少なかったと考えられる。今後は成人式関連の影響で増加するか注視していきたい」と話した。
県内の18日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は679.07人となり、15日の671.53人を上回り、過去最多を更新した。県の警戒レベル判断指標はレベル4(非常事態)。病床使用率(57.8%)、重症者用病床使用率(51.9%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超えている。