新型コロナ 宮古島市62人、過去6番目
【那覇支局】県は14日、宮古島市で新たに62人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。2日ぶりの2桁の感染者となったが、過去6番目の感染者数となった。累計は2770人。1週間当たりの人口10万人当たりでは1100.23人。1000人超えの状態が5日連続となり、県内ワーストの状態が続いている。
市内患者は10歳未満から80代までの男女62人となっており、年齢別では10歳未満の14人が最多で40代12人、20代11人が続いている。30代までの若年層で全体の61%を占める。推定感染経路は40人が調査中となっており、65%の感染者の経路が分かっていない。職業別ではサービス業と無職の各7人が最多で小学生4人、会社員、建設業、公務員の各3人が続いている。幅広い職業で感染が広がっており、子どもへの感染拡大が目立つ。確認中は19人。直近1週間の感染者数は601人と3日連続で600人を超えている。
市の入院中24人は宮古病院20人(中等症7人、軽症13人)、民間病院4人(軽症4人)。宿泊施設療養中18人、自宅療養中416人、入院調整中309人となっている。宮古病院では14日時点でコロナ患者用に54床確保している。緊急医療フェーズでは71床の確保を目指すとしている。
県内では新たに1596人の感染が確認された。前週7日の1414人と比べると1.13倍となっている。県内の累計患者数は6万4041人。県内では急激な感染拡大や医療従事者の欠勤が相次いでいるため、コロナ用に確保できる病床は14日時点で453床に留まっている。
県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。年代別では20代の407人を中心に30代までで全体の65%を占めている。推定感染経路では家庭内341人、友人.知人105人、職場内53人、施設内50人、飲食32人、その他15人が判明しているが、残る1000人は調査中となっている。県内の自宅療養者は7390人となり、過去最多を更新した。入院者は316人いるが、県基準で重症者は依然ゼロとなっている。
県内の14日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は666.82人と700人に迫る。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。重症者用病床使用率(44.2%)、病床使用率(49.8%)はレベル3の50%超に迫っている。
米軍では新たに480人の感染が報告された。累計7124人。