宮古島市新規感染は2人、新型コロナ

 沖縄県は5日、宮古島市で新たに50代女性と20代男性の2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。職業は調査中、一人は患者の濃厚接触者。新規感染は25日連続、1日当たり1桁は4日連続の発生となった。
 療養者数は合計139人。内訳は入院中が宮古病院36人(中等症33人、軽症3人)、民間病院9人(中等症5人、軽症4人)の計45人(中等症38人、軽症7人)、宿泊施設療養中30人、自宅療養中28人、施設療養中25人、入院調整中11人。5日までの直近1週間の新規感染者数は48人、人口10万人当たりは87・87人となった。

 県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、宮古島市で1日当たり1桁の新規感染者が続いていることに、「施設療養をはじめ療養環境はひっ迫している状況が続いている。新たな感染者が出ると病院機能が低下することになる。気を緩めずに旧正月を乗り切っていただき、十六日(祭)もあり、行事関係も控えてほしい」と呼びかけた。
 県内は新たに41人の新型コロナ感染を確認した。累計は7790人。行政検査187人のうち22人、保険診療で19人の新規陽性を確認した。患者は10代~90代で70歳以上は8人。患者の濃厚接触者が33人で、うち友人・知人と施設内が各9人、家庭内8人、職場4人、会食・飲食1人、その他2人。感染経路不明は8人となっている。
 クラスター(感染者集団)は、家族・親族で5人、浦添市の教育機関で17人(20~30代)を確認した。県内のクラスターは計116例となった。これまで確認された豊見城市の高齢者施設で5人追加の40人、うるま市の医療機関で17人追加の43人となった。
 警戒レベル判断指標は病床占有率85・3%、重症者用病床占有率35・7%。5日までの1週間当たり新規感染者数は381人、人口10万人当たり26・15人で全国3位。1位は東京の33・11人。全国平均は14・96人となった。米軍関係は新たに4人が確認され、累計は931人となった。
 非コロナの一般病床利用率は県全体が94・6%。沖縄本島が95・3%、宮古が94・7%といずれも高い水準となっており、八重山は78・4%。

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