集まった大量の食品を前に記念撮影に臨む宮古青年会議所会員らと市社会福祉協議会の職員ら=市社会福祉協議会
宮古JC、社協フードバンクに食品寄付
宮古島青年会議所(具志堅貴昭理事長)は3日、市社会福祉協議会を訪ねフードドライブ活動「おすそわけ ゆいまーる作戦」で集まった食品をフードバンク「んまんま」に寄付した。活動は1月30日からの約4日間で米約100㌔と約500個の食品が集まった。予想を上回る多さに関係者らは驚きを見せた。
3日現在で統計は取れていないものの、市内26以上の個人や団体からの寄付のほか、北海道北見と長野松本の青年会議所からの寄付もあったという。子どもの貧困問題に向けた活動を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が急速に広がり、困窮者の生活を圧迫していると考え、短期間に急ピッチで活動を進めたという。
具志堅理事長は「コロナの状況が悪化したことを受け、すぐに企画立案したが、短期間でこれほどご協力いただけるとは思いもよらなかった。予想の5倍以上は集まった。宮古島市民のゆいまーる精神を誇りに思う」と述べた。
新崎亮太実行委員長も「多方面から協力していただいた。この食品がたくさんの子どもたちや困窮世帯に届き、少しでも力になれればうれしい」と語った。
市社協地域福祉課の漢那林課長は「大変な中だからこそ、地域が支え合うという思いの表れかとうれしく思う。JCの皆さんの行動力に感謝申し上げる」と語った。