新型コロナ、宮古島2日間で新規19人
沖縄県は新型コロナウイルス感染で、宮古島市で24日に14人、25日に5人の計19人の新規陽性を確認したと発表した。14日連続の発生となり、宮古島市によると累計は273人に上っている。今月に入って患者数は98人となり深刻な状況が続いている。県によると24日までの直近1週間当たり新規感染者数は人口10万人当たり91・53人と90人を超え、県の43・24人の倍以上となった。25日、県立宮古病院は新型コロナ専用病床数がひっ迫しているとし、26日から一般外来を閉鎖すると発表した。
宮古島で感染が確認された患者は、24日は70代が男性で会社員、愛知県の建設業、農業、医療関係者の4人と無職の女性2人の計6人、60代女性が公務員と無職2人、確認中1人の計3人、50代男性が公務員と会社員、40代の会社員男性、20代女性の公務員の合計14人。2人が県内患者の接触者で、残る12人は調査中となっている。25日は90代の女性2人、80代の女性2人、接客業の70代女性で患者接触者は1人。
県が25日午前に確認した宮古島の療養者数は68人で内訳は入院中が宮古病院31人(中等症17人、軽症7人)と民間医療機関4人、宿泊施設療養中18人で、残る15人が待機中の入院調整中。県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、療養者数の増加で病床数がひっ迫している状況とし、引き続き感染防止の徹底を呼びかけている。23日には市内の高齢者施設で11人のクラスター(感染者集団)が発生し、今後も増える可能性があるという。
県内は24日に76人、25日に41人の感染を確認した。25日までの累計は欠番1人があり、7055人となった。県内は1月13日までの22日間で累計患者数が5千人からから1千人増の6千人となったが、今回は24日までの11日間で7千人に達するなど感染のスピードがさらにアップするなど感染が急速に拡大している状況となった。
25日は行政検査302人のうち8人、保険診療で33人の新規陽性が分かった。感染経路は患者の濃厚接触者が21人、不明の調査中は20人。警戒レベル判断指標は病床占有率79・8%、重症者用病床占有率35・7%。24日までの直近1週間新規感染者数は618人、人口10万人当たり42・88%で全国4位。1位は東京の60・22%、米軍関係は1人で累計891人。
非コロナの一般病床利用率は県が95・2%、宮古島は88・0%となった。