宮古島署、110番の適切利用を呼びかけ

 1月10日の「110番の日」にちなみ、宮古島警察署(田場義浩署長)は8日、下地島空港で110番の適正利用を呼びかけるチラシ入りのクリアファイルを利用者に配布した。警察庁は緊急性のない相談や苦情などは♯9110番を利用するように呼びかけている。

 沖縄県警察によると、県内では去年の1月から12月にかけて15万8142件の110番通報のうち、緊急性のないものが2万7637件あったという。宮古島警察署管内では4283件のうち799件あった。
 同署の砂川正人警部補は「110番は人の命や財産を守る大切な緊急通報の番号。急ぎではない相談によって、緊急時に対応できない場合がある。緊急でないものは♯9110番に電話してほしい」と話した。
 チラシには110番通報を受けてからの警察の対応が記載されている。県内の110番はすべて沖縄県警察本部通信司令課の通信指令室で受理され、事件の概要(何がどこで、いつ、犯人は、今の状況や通話者の情報)を聞いて、警察官やパトカーに指令を出している。最寄りの宮古島警察署への問い合わせは(72・0110)。

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