学習コーナーには夏休みの宿題に取り組む子どもらが多く訪れた =市立図書館

夏休み宿題追い込み 図書館、多くの児童生徒

 夏休み最後の週末を迎えた27日、市未来創造センター内の市立図書館には小学生から高校生まで多くの子どもたちがグループで訪れ、宿題に取り組んだ。コロナ禍の行動制限がない初の夏休みとあって8月は図書館には同日までに1万2千人を超える来館があったといい、31日の夏休み最終日まで図書館は追い込みをかける子どもらで賑わいをみせそうだ。
 同館職員によると、7月の夏休み開始から子どもらが多く来館し、夏休みの終わりが近づくにつれ勉強のため訪れる子どもが増えるという。2021年8月は臨時休館もあり800人余りの来館者だった。
 上野中学校2年の高江洲結姫さんと砂川沙絢さんは夏休みが始まってから少しずつ宿題を進め、間もなく全て終わるという。
 この日ふたりは学校の授業に関する意見文に取り組み、高江洲さんは、「オンラインばかりだと友人と会えなくなるので対面授業もバランスよく行ってほしいという内容で書いている。あと少しで終わるので頑張りたい」と話した。
 また市内高校2年の女子生徒は「宿題は先週から始めたので焦っている。読書感想文や地理のレポート、家庭科の課題などもあり大変」と苦笑いだった。
 図書館内のカフェでジュースとアイスを食べていた双子の下地優里愛さんと璃里愛さん(久松中)は「宿題は終わった。いつもはまとめて最後にやるけど、バレーがしたかったから、早く終わらせた」と夏休み終盤を楽しんでいた。
 また同日に中央公民館で行われた夏休みアート講座にも、工作の課題を制作しようと多くの子どもらが参加し、仲宗根海喜人君(平一小1年)は「楽しかったけど、力を入れないといけないから、手が疲れて大変だった。工作の宿題をまだやってないから、それに出したい」と話した。

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