市当局が議員らに予算議案などを説明した =市議会全員協議会室

環境政策推進へ部署集約 市議会全員協議会 一般会計補正など提案

 宮古島市議会(平良和彦議長)の全員協議会が28日、市議会全員協議会室で開かれ、市当局が12月3日開会の12月定例会に提出する2025年度一般会計補正など予算議案7件、条例議案7件、議決議案16件の合計30件について説明した。一般会計補正予算は20億4263万3000円追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ464億371万4000円とした。「環境保全及びエコアイランド宮古島」の政策推進のために環境関係部署を集約する行政組織条例の一部改正も提出した。12月議会の会期は12月3日から17日までの15日間。12月定例会は10月26日に投開票で行われた市議会議員選挙後の初議会となり、当選した22人が論戦に臨む。
 市当局は砂川朗副市長が予算議案、条例議案、議決議案の合計30件を提出すると述べ、内容は上地俊暢総務部長が説明した。
 予算議案は一般会計補正、国民健康保険事業特別会計補正、港湾事業特別会計補正などが提出。条例議案は行政組織、市税条例、地域密着型介護事業所設置および管理などや議決議案は伊良部島児童館、与那覇区コミュニティ供用施設、市火葬場(市斎苑・白鳥苑)、宮古島海中公園など指定管理者の指定が提出された。
 一般会計補正予算の歳入は団体営農業基盤整備促進事業受益者負担金が138万8000円、子どものための教育・保育給付交付金が1億1555万8000円などと説明した。
 歳出はふるさと納税事業の3億9155万円、自立支援給付事業の2億3746万7000円、農業基盤整備促進事業工事請負費の6940万9000円、生活バス路線学生割引補助金の218万円などが補正された。
 条例議案の市行政組織条例の一部改正の提案理由は「環境関係部署を集約し、環境保全およびエコアイランド宮古島に係る政策を推進するため、同課を企画政策部から市民生活部へ移管するに当たり、エコアイランド宮古島の推進に関する分掌事務を企画政策部から市民生活部に変更する」と説明した。
 30件の提出議案は総務財政、経済工務、文教社会の委員会に付託し審査される。
 この日は議会運営委員会もあり、事務局が12月議会の会期などを説明。会期は12月3日に開会し、17日での15日間。一般質問は12月10~12日、休日をはさみ15日、16日に行われる。

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