竹野さんの作品

市長賞に「This is 宮古島」 マンホールふたデザインコン 竹野さん作品が採用へ

 宮古島市市制施行20周年記念「下水道マンホールふたデザインコンテスト」の審査が15日、市役所で行われた。市内の小中学生から応募のあった1030点から市長賞の1位には竹野倖永さん(城東中3年)の「This is 宮古島」の作品が選ばれた。嘉数登市長や砂川朗副市長、各部長がデザイン性、宮古島らしさ、オリジナリティの3項目で審査した。竹野さんの作品は平良下里のセイルイン宮古島前の歩道に設置された下水道マンホールふたデザインに使用される。
 下水道マンホールふたデザインコンテストは、市制施行20周年記念事業と下水道の普及啓発も込めて行われた。環境衛生局はメディアなどで広報し、市内の小中学生を対象に「宮古島のみりょくを表現できるデザイン」をテーマに作品を募集した。
 9月10日から9月30日までの応募期間に1030点(小学生850点、中学生180点)の作品が寄せられた。環境衛生局内で行われた第1次審査では作品をデザイン化するマンホールのメーカーにも見てもらいながら絞り込んだ10点が最終審査に進んだ。
 審査の結果、竹野さんの作品が1位(市長賞)、2位(副市長賞)は砂川彩蝶さん(城東中2年)の「立派な宮古島」、3位(教育長賞)は荷川取結衣さん(久松小4年)の「大好きな宮古島」の作品が選ばれた。
 竹野さんは、作品について「自分が思う宮古島の有名なところを4つに分けてデザインした」とコメント。宮古島市のイメージキャラクター「みーや」、サシバ、伊良部大橋とカツオ、来間大橋を描いたデザインとなっている。
 梶原健次環境衛生局長は「夏休みに入ってからの呼び掛けだったが、たくさんの応募があり大変驚いている。小さい丸い限られたスペースの中に自由で奇抜な発想の作品が描かれており、全ての皆さんに感謝したい」と話した。
 募集要項で表彰は市長賞のみと記載していたが、1030点の応募があったことから副市長賞、教育長賞も設けた。上位10点は入賞として応募した児童生徒への賞も考えているという。表彰式はデザインが確定した段階を予定しており、2025年度内には行われる。

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