
青少年支援と更生活動強化へ 更生保護女性会 総会で上里会長を選任
宮古更生保護女性会は10日、働く婦人の家(ゆいみなぁ)で2025年度定期総会を開催した。同女性会の24年度の活動や決算を報告し、25年度の活動計画および収支予算案などを審議し、原案通り承認した。また、任期満了に伴う役員改選も行われ、会長に4年間事務局を務めた上里啓美さんを、副会長に前会長の新城美津枝さんと與那嶺洋子さんをそれぞれ選出した。
総会には女性保護司のほか、保護司会、雇用主会ら関係者が集い、青少年の健全育成や過ちに陥った人たちを支え、今後も地域社会の安全と更生保護活動の推進に努めることが確認された。
上里会長はあいさつで「一生懸命頑張ってきた先輩方の功績を見習い、14代目の会長として関係各位と協力し、また新しいものをどんどん取り入れて、皆が健康第一で楽しく活動できるような共助会活動をしてほしい」と述べた。
来賓あいさつで嘉数登市長(代読・守武大福祉部長)が「同女性会の支援に感謝している。犯罪や非行防止には温かな支援と適切な指導が不可欠であり、今後も安心な社会づくりへの尽力を期待する」と激励し、保護司会の平良正和会長は昨年の新城前会長が長崎で県代表としてチャリティーショーについて発表したことに言及し「日頃一生懸命頑張ってこられた証だ」とたたえた。
雇用主会の宮里敏男会長は「皆さんの役割は困った人を助け、前向きにさせることであり、母親心で優しく、将来に向けて夢を持たせ、仕事に結びつけていただければ」と地域一体の更生保護活動への協力を求めた。
また、前副会長の根間幸子さんのこれまでの活動をねぎらい、花束が贈られた。
新役員は次の皆さん。
会長=上里啓美▽副会長=新城美津枝、與那嶺洋子▽事務局=下地悦子▽理事=池間美津枝、古城和子、我那覇慶子、兼久京子、砂川修代、与座明美、下地節子、佐久田清美、砂川芳子(敬称略)