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紫マリナースペシャルの演奏に見入る観客ら =5日、伊良部公民館

関係者ら夢の実現へ敬意 伊良部大橋10周年記念祭二日目 三線やフラ、日舞が舞台に

 伊良部大橋記念祭最終日となる5日、多彩な出演者が登場し、来場者でにぎわいを見せた。伊良部公民館に設けられたセンターステージでは、午前11時からプログラムが始まり、棚原三線教室やカイルアフラスタジオ宮古によるフラダンス、塩川ゆかりさんの日舞など地元団体が次々に出演。午後には諸久島ファミリーの演奏や玉ちゃんのステージ、BOROBORONSのパフォーマンスなどもあり、来場者はバラエティ豊かな演目を楽しんだ。
 午後5時からは記念式典が行われ、伊良部大橋建設に尽力した関係者らが登壇。それぞれの立場から橋への思いやエピソードが語られた。
 元衆院議員の下地幹夫氏は「皆さんの情熱と鈴木先生のおかげで橋ができた。夢の大橋から、宮古の未来をつくる大橋へと進化していく」と語り、「この10周年を心に刻み、20年、30年と共に橋を育てていきたい」と呼びかけた。
 また、元沖縄開発庁長官の鈴木宗男参院議員は「久しぶりに伊良部島を訪れ、人情や出会いの大切さを実感した。北海道出身だが、沖縄には特別な思い入れがあり、これからもその心を忘れずにいたい」と語った。
 久貝博義実行委員長は「ことしは天候にも恵まれ、20年ぶりに爬竜船レースを開催できた。昨年から準備を進める中で伊良部大橋友の会の存在を知り、改めて橋と地域の深いつながりに感謝したい気持ちになった」と話した。
 式典後にはHARIKUYAMAKU&稲嶺幸乃による特別ステージが披露され、観客からは大きな拍手が送られた。夜にはIndus&RocksやRickie―Gら実力派ミュージシャンが登場。会場には手拍子や歓声が響き渡り、一体感に包まれた。
 また、クラブステージではDJMAOや石野卓球らが出演し、エレクトロサウンドで観客を魅了した。

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