
カードゲームを通じて共生社会のための理解を深めた参加者
=市働く女性の家(ゆいみなぁ)
共生社会へ、地域ニーズ学ぶ DET沖縄まちづくりの会 ゲームで学び考える 第1回は連携の重要性を体感
赤い羽根共同募金の助成を受け、共生社会のための研修として年間4回予定されているうちの第1回「Let's協力カードゲーム研修」(DET沖縄主催、みやこインクルーシブまちづくりの会共催)が26日、市働く女性の家(ゆいみなぁ)で開かれた。20人の参加者が4~5人のグループでカードゲームを通して、①保健②教育③生計④社会⑤エンパワーメント―の5つのカテゴリーに分かれた地域のニーズや支援方法について学んび、連携の重要性を実感した。
この研修は、地域のニーズや支援方法を楽しみながら学び、地域の連携の大切さを実感し、解決方法を考えることを目的としている。
研修の前半、グループに分かれた参加者は各支援カードを用いたゲームを行い、地域で活動する仲間として、ニーズを抱える人や地域の課題に向き合い、解決策を考える過程で、地域社会への関心を深め、実際に行動に移すための知識と経験を得た。
後半はゲームを振り返り、地域共生の連携に必要なことを考えるための時間が設けられた。このプロセスを通じて、地域にいる多様な関係者や人々が協力してニーズを持った人をどのように支援するか、より包括的な支援とは何かについて共に考える機会となった。
DET沖縄の小林学美代表は「次回はインクルーシブについて理解する研修をグループワークで行い、第3回は宮古島の防災に関することを行う。今回で連携、次回は平等、第3回で実際の宮古島の課題についてそれぞれを理解し、第4回目はその課題についてどのように変え、市や行政に提言していくための行動計画作りを進める」と説明し「若い人たちが参加し、政治や社会への関心を強め、これからの地域を支える次世代のリーダー育成につながることを期待している」と述べた。