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「ワイドー」の掛け声で本番への士気を高めた選手と関係者ら =JTAドーム宮古島・アリーナ

ワイド―!の掛け声でレースへ 強人選手ら本番に士気高める 国内外からドームに集い開会式

 第39回全日本トライアスロン宮古島大会の開会式が18日夜、JTAドーム宮古島で行われた。全国各地および海外から集まった精悍な表情の出場選手たちを前に、大会長の嘉数登市長が「皆さんがそれぞれの感動のゴールを迎えられるよう、心より願っている」と激励。一昨年、昨年と総合優勝を果たした寺澤光介選手(東京)が「今大会の開催に感謝し、楽しみながら自分自身の限界に挑み、最後まで全力を尽くす」と力強く選手宣誓を行った。
 開会式は午後7時から始まり、琉球國祭り太鼓宮古支部による迫力ある演舞で幕を開けた。続いて、前回総合優勝の寺澤選手から優勝杯などの返還が行われた後、嘉数大会長があいさつに立ち、「1985年に第1回大会を開催して以来、多くの皆さまの支援のおかげで今年39回目を迎えることができた。宮古島は今やトライアスリートにとって憧れの舞台であり、スポーツアイランドとして国内外に広く知られる存在になった」と述べ、会場に集まった関係者や市民に感謝の意を伝えた。
 今大会には、国内47都道府県に加え、16の国と地域から計1491人のアスリートが参加。「海、風、太陽(てぃだ)熱き想い君を待つ」という大会テーマのもと、スイム3㌔、バイク123㌔、ラン35㌔のコースに挑む。
 嘉数大会長は「市民の温かい声援を力に変えながら、熱い戦いを繰り広げてほしい」とエールを送り、「わいーてぃー(一生懸命)頑張れよ!」と呼び掛けた。
 続いて伊東良孝内閣府特命担当大臣、玉城デニー県知事からも祝辞が寄せられ、大会顧問の琉球新報社から普久原均社長があいさつした。
 その後、島を巡る過酷なレースに挑む選手と関係者らは「ワイドー」の掛け声で20日の本番へ向けて士気を高めた。

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