一斉に海に向かって走り出す子どもたち =6日、与那覇前浜ビーチ

海びらきで安全なレジャーを 夏の訪れ青い海と砂浜 初泳ぎの合図で笑顔あふれる

 宮古島に夏の到来を告げる海族まつり2025の第47回宮古島の海びらき(宮古島観光協会主催)が6日、下地与那覇の前浜ビーチで開催された。「サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」をキャッチフレーズに行われ、大勢の家族連れや観光客らが東洋一美しいと名高い青い海と白い砂浜を満喫した。会場は気温21度前後の風速7㍍と肌寒く感じられたが、ダンスパフォーマンスなどの催しやアトラクションもイベントを盛り上げた。
 海びらきは東洋一真っ白い砂浜と透き通る宮古島の美しい海を島内外にアピールし、海浜を永久の観光資源として守り育み、合わせて海の安全祈願を行うことを目的に行われている。
 同協会の吉井良介会長は「日本を代表する美しいビーチで海開きができることたいへん嬉しく思う。海水浴をはじめ海のレジャーを楽しまれるみなさまは、マナーやルールをしっかり守り『安全安心な行動』に心がけて」とあいさつ。
 嘉数登市長は「昨年度多くの皆さまが宮古島に来ていただき、コロナ禍以前の入域観光客数を取り戻しつつある。今年度もたくさんの方に宮古島の美しい海と豊かな自然や文化に触れていただけることを楽しみにしている」と祝辞を述べた。
 海びらきは早朝から関係者らによる安全祈願が行われ、午前10時から琉球國祭り太鼓宮古支部による「ミルクムナリ」で幕を開けた。会場ではリンクスタジオやブギウギスイングのダンスパフォーマンスのほか来場者が参加できる宝探しやビーチ相撲、島ぞうり飛ばし大会やウォータースライダープールなども多彩なアトラクションで盛り上がった。
 海びらき宣言は同協会青年部の西村貴宏部長とミス宮古島の3人らが行い、初泳ぎの合図を受けた子どもたちは一斉に海に向かってダッシュ。水を掛け合ったり砂で大きな山を作ったりと、この日の海びらきを思い思いの形で楽しんだ。

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