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スノーケリング中の溺水事故3件 8月29、30日 観光客3人、安全配慮不足 宮古島海保が注意喚起

 8月29日と30日に宮古島市内の異なるビーチで、スノーケリング中の溺水事故が相次ぎ発生した。事故発生時、いずれのビーチも天候は晴れで風浪はなかったが、事故者らは適切な安全を配慮していなかったとのこと。宮古島海上保安部は、スノーケリング等のマリンレジャーを行う際には、ライフジャケットの着用や、自身の体力・技能に応じた無理のない活動を心がけるよう強く呼びかけている。
 同保安部によると、29日は下地来間のパチャビーチで40代男性が溺れ心肺停止状態になったものの、救助され意識が回復。ライフジャケットは未着用だった。翌30日の中の島ビーチ(下地島)では若い女性が溺れ心肺蘇生を受けている。こちらもライフジャケットは未着用。また、インギャービーチ(城辺友利)で80代男性が溺れ、意識不明の重体となった。男性は救命胴衣を着用していた。事故者はいずれも観光客で、現在治療中という。
 パチャビーチでは事故者が妻と共にスノーケリング中、水深が急に深くなる場所で溺れた。同行していた妻と付近の人々によって救助された。
 中の島ビーチでは、事故者は母親と共に遊泳中、母親が目を離した隙に溺れ、付近にいた遊泳者によって救助された。
 インギャービーチでは、事故者は家族と共にスノーケリングを行っており、事故発生時、救命胴衣を着用していたにも関わらず溺れた状態で発見された。意識は回復し、話せる状態とのこと。
 いずれの事故者も病院に搬送され、現在も治療を受けている。
 これらの事故を受け、同保安部は、海での活動に際しては、常に安全対策を講じること、特に保護者は子どもが遊泳する際にはライフジャケットの着用を徹底し、目を離さないようにすることを強く推奨している。
 また、高齢者に対しては、加齢による体力の衰えや持病を考慮し、無理のない範囲でマリンレジャーを楽しむようにと注意を喚起している。

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