宮古島市国際交流協会が発足 諸外国人との交流窓口に スポーツ、文化交流など
諸外国人との交流窓口となる「NGO宮古島市国際交流協会」が11日、設立した。JTAドーム宮古島で発足に関する発表および会見を行い、下地晃会長が「来島する海外の人に安心して生活できるサポートを提供し、市民外交を担っていく」と述べ、垣花健志副会長は事業計画について説明。今後、諸外国との交流を通じて互いの文化や歴史を学び、理解を深め活動していくとした。
同協会は台湾、ドイツ、ハワイなどとの参会の機会をつくり、交流を通じて互いの文化や歴史を学び、理解を深め、また市在住の外国人との交流窓口として「地球人」としての知識と意識を共有することを目的として設立した。
事業計画には、台湾、ドイツとの交流活動や日本語学校の設立、国際スポーツや文化事業への協力などが含まれている。
具体的には①台湾=「愛と平和の像」の管理清掃など、市との交流運営、視察②ドイツ=博愛記念碑の管理清掃等、記念式典の運営および協力、来島者との交流③日本語学校設立運営④国際交流事業への取り組み⑤国際スポーツ、文化、事業の協力推進⑥国際災害等への義援(支援)協力―が盛り込まれている。
また、宮古島に住む外国人との交流窓口の機能としては、地域の歴史や文化を大切にしながら国際交流を促進することが目指されている。
垣花副会長は博愛記念碑の劣化についても触れ、その保存と記念式典の開催に向けた協力をドイツ大使館と模索していることを明かした。
また、台湾の頼総統就任式への招待を受け、国際関係の構築にも積極的に取り組んでいる。
国際都市宮古島を目指し、協会員を募っており同日までの賛同者は40人とのこと。協会事務所は市平良字下里1177の1(アート企画内)、問い合わせは事務局・中村(090・2519・6054)まで。
役員は次の皆さん。
会長=下地晃(城辺中央クリニック院長)▽副会長=垣花健志(アート企画会長)、羽地芳子(琉球華僑總會副会長兼宮古支部長)、下地智(元市議)▽顧問=平野久美子(作家)、東郷清龍(琉球華僑總會長)、池間豊(元市議)▽事務局=中村靖、下地陽一、瀬広輝▽東京事務局長=西川一夫