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概要説明および公募について会見した池田会長 =市未来創造センター内スタジオ1

コンパクトサイズだからおもしろい 全はがき筆文字協 6月から作品募集開始 7月書道パフォーマンスも

 全国はがき筆文字協会(池田海真会長)主催で今年12月7と8両日に開催される第8回全国はがき筆文字展に向け、池田会長は27日、市未来創造センター内で会見を開き、6月1日~7月31日の期間で作品を募集することを発表した。会場はJTAドーム宮古島アリーナを予定しており、誰でも気軽に取り組める小さなアート作品で書に親しみ触れる機会を提供する。7月7日には同アリーナで「2024『書道パフォーマンスlive』」を行う予定となっている。
 同筆文字展は「コンパクトサイズだから、おもしろい!どなたでも参加できます」をキャッチコピーに初心者からベテラン、子どもから高齢者まで参加できる書道展。第7回には海外(フランス)からの47点を含む全国から29都道府県、2389点の応募があり、最高齢は広島県の107歳、90歳以上も14人が参加した。はがきサイズ1枚のため負担が少なく取り組みやすく、参加しやすい特徴がある。
 また①「書と言葉のコラボ展」②巡回推進展③認知症予防推進展④「漢字と書の融合展」―の4つの特色がある。
 池田会長によると作品を展示するだけでなく作者の思いを添えることでより作品の魅力などのコミュニケーションを図ることができ、国内各地で巡回展を開催することにより全国で書に関心がない人にも漢字文化の再認識を図り、高齢者が展示会に出品することで認知症の予防へとつなげるよう積極的に取り組んでいるとのことで文化庁の地域別「文化力」プロジェクトの「九州・沖縄から文化力」でも推進されている。
 さらに市内の書道塾に通う門下生らによる大筆を使った書道パフォーマンスについては「7月7日を皮切りに披露する機会をつくり、宮古島の書道を盛り上げ、関心を高めたい」と池田会長は語った。
 部門別で「一般(大学)の部」は1人2点までとし課題、書体、内容、墨色は自由で出品料は1点につき2千円だが80歳代は千円、90歳以上は無料。「学生部」は幼~高校生までで一人1点まで。自分自身の思いを感じ一文字に託すことで「気づき」「楽しみ」「発見」などの魅力を読み取り、漢字の成り立ちを「一字」で振り返る狙いがある。出品は無料となっている。
 審査員は石飛博光氏(日展会員)、加藤東陽氏(元文部省教科調査官)が務め、10月に特別賞入賞を発表する。募集要項、出品票、出品者名簿は同筆文字展ホームページからダウンロードできる。

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