晴れ間でハーベスターによるサトウキビ刈り取りが進む
=城辺下里添
晴れ間、キビ刈り進む ハーベスターが稼働
2023/24年期サトウキビ製糖操業は、年明けから天候に恵まれてハーベスターによる原料のサトウキビ刈り取りが順調に進んでいる。8日午後、宮古製糖城辺工場に搬入する城辺下里添の畑でも大型のハーベスターが稼動し、サトウキビを刈り取る姿が見られた。農家やオペレーターらは「雨が心配だが、このまま晴れの天気が続いてほしい」と話した。
同城辺工場は12月13日に操業を開始した。前日までの雨の影響でハーベスターのサトウキビ刈り取りが進まず、初日は88㌧の搬入に止まった。その後も年末にかけて雨の日が多く、1週間後でも5751㌧の搬入で原料不足が続いた。
年明けは1月1日から天気は回復し、晴れ間が広がる天気が続いている。安全面に気をつけながら作業しているというオペレーターの宮國明雄さんは「「12月は(操業開始から)1週間ほどしか刈り取りができなかった」と振り返り、「天気が良くなっているので早めに収穫したい」と語った。
また「畑の畝幅が農家によって違う。ハーベスターによるサトウキビ刈り取りだと畝幅が小さいとロスが多くなる。今は株出が主流なので1・5㍍ぐらい。畝幅を守り肥培管理をすればロスは少なくなる」とアドバイスした。
6日に製糖操業開始した沖縄製糖宮古工場は、天候に恵まれてハーベスターの刈り取りが進んだことから順調に搬入が行われた。初日は一日当たりの圧搾量1570㌧に近い1450㌧の原料が搬入された。