表彰された皆さん =12日、中央公民館ホワイエ

感性きらめく創作たたえ 市民総文祭一般の部 盆栽・写真・文芸作品を表彰

 第20回宮古島市民総合文化祭(市教育委員会、市文化協会主催)の一般の部表彰式が12日、未来創造センター内中央公民館の入り口(ホワイエ)で行われた。市制施行20周年の節目を飾る文化祭の一環として、盆栽・写真・文芸の3部門で入賞者が表彰され、市民の豊かな感性と創作の力が光った。受賞者はそれぞれの分野で日頃の研鑽の成果を披露し、文化の継承と発展を誓った。
 表彰式では、宮城克典教育長(代読・天久珠江生涯学習部長)が「文化祭が20回目を迎えられたのは、市民が互いに支え合い、文化を大切に守り育ててきた歩みの証」と述べ、受賞者をたたえた上で「写真・盆栽・文芸、それぞれに作者の思いが込められ、郷土への誇りと未来への希望を感じる」と講評。文化の力を次代へつなぐ意義を強調した。
 盆栽部門では、新城武一郎さんの「ハリツルマサキ」が市長賞に輝いたほか、上地正義さん(ガジュマル)、与那覇実さん(ガジュマル)、志堅原健さん(ハマシタン)が各賞を受賞。
 写真部門では、一般の部で下地和幸さん「口から虹出せる息子」が市長賞を受賞し、アンダー18の部やアンダー15の部でも若手の感性が光った。
 文芸部門では、短歌・俳句・川柳・詩・エッセーの各分野から多彩な入賞作が発表された。
 盆栽を始めて30年だという市長賞の新城さんは「市制20周年、古希の節目、そして50年前の高校生の時に庭に植えた木で受賞できたことに感慨深い。努力は人を裏切らないという信条を胸に、これからも精進したい」と語った。
 審査講評は、盆栽部門が「玉容園」玉那覇俊一代表(代読・上地正義部会長)、写真部門は與那覇昇部会長、文芸部門は上地恵美子部会長が読み上げた。

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