テープカットする関係者ら =未来創造センター内中央公民館・ホワイエ

文化と芸術、響き合う場に 市民総合文化祭が開幕 12日は表彰式、方言講座など

 宮古島市制施行20周年を記念した第20回宮古島市民総合文化祭の展示部門一般の部・児童生徒の部が10日、未来創造センターで始まった。オープニングセレモニーでは、嘉数登市長や市文化協会の饒平名和枝会長らがあいさつし、市民の文化芸術活動の成果を広く発信する場として、多くの来場を呼びかけた。最終12日には表彰式、方言講座など多彩な催しを予定している。児童生徒の部は18日から展示される。
 セレモニーは同センター内中央公民館の入り口(ホワイエ)で開かれ、嘉数市長は「文化や芸術は先人の知恵や祈りの中で育まれてきたものであり、互いに響き合いながら独自の文化風土を築いてきた。市制20周年の節目に第20回を迎えることは意義深い。市民一人ひとりの創造力が未来をつくる」と述べた。
 饒平名会長は「市民が『創造する文化』の担い手として活動してきたことに感謝したい。文化芸術の発展を支える場として、今後も充実した取り組みを進めていく」と強調。宮城克典教育長は「文化・芸術は人と人を結びつける力を持つ。特に児童生徒の部では、こどもたちの感性や表現力を伸ばす貴重な場となる」と期待を寄せた。会場には宮城教育長が描いた黒板チョークアートも来場者を出迎えた。
 児童生徒の部は18と19両日に同センターで美術、書道、文芸、工作、自由研究の展示を行い、11月9日に郷土のお話大会、同月23日にマティダ市民劇場で音楽祭、表彰式は来年1月10日に実施される予定だ。
 児童生徒の部についての問い合わせは市教委(72・3764)まで。

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