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みそ作り体験で空気を抜くために袋を揉む園児ら =うららか保育園

園児らみそ作り体験 JA宮古女性部・うららか保育園 発酵期間の観察も

 JAおきなわ宮古地区女性部(仲間幹子部長)は18日、うららか保育園(上地寿樹園長)の5歳児に宮古みそ作りを体験させた。園児らは同女性部のメンバーが持ってきた原料の大豆や麹、塩、酒などが混ざった袋を揉んだ。初めての体験に「楽しかった」と笑顔。みそは観察しながら5、6カ月発酵したあと料理に使う予定。
 この講習は、宮古島の伝統である「宮古赤みそ」の食文化継承と地元食材への理解を深めてもらうことを目的に地域貢献活動の一環として行っている。保育園などからの依頼を受けて出前講座として実施。この日は仲間部長、狩俣幸子副部長らが講師となり、園児らに揉み方や発酵期間の観察の仕方を教えた。
 講習では、みその鮮度を保ち、乾燥やカビの発生を防ぐための「空気を抜く」という保存方法の揉み方を説明。「袋には麹などが入り、発酵させているのでなるべく空気を入れないように開けない」と強調し、「おいしいみそになります。1カ月後にどうなっているのかなと(袋が入った)箱の中も見て下さい」と呼び掛けた。
 袋を受け取った園児らは両手で袋を揉み、初めての体験にうれしそう。「楽しい」「お菓子の匂いがした」との声もあった。
 担当の保育士は「みんなクッキングや物作りが大好きなので楽しくできた。観察も楽しみで(発酵後は)クッキングでみそを使った料理を作り食べることにしている。残りは家に持ち帰ってもらう」と話した。

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