
自然、環境問題考える 小中学生の作品募集 「地球さんご賞」作文コン
地球さんご賞南の島実行委員会(高橋大輔実行委員長)は、宮古島市内在住や宮古島にゆかりのある小・中学生を対象にした「第1回作文コンクール」の作品を募集している。各小中学校に募集要項を配布するとともに23日には市役所に砂川朗副市長を訪問し、「地球さんご賞」を説明しながら協力を求めた。水や環境問題に心をひらく子どもたちを育てたいという同作文コンクールに、砂川副市長は「子どもたちが環境問題で自分の思いを伝える取り組みは素晴らしい」と述べ、募集に協力していく姿勢を見せた。
地球さんご(3×5)賞は、直木賞作家の安倍龍太郎氏が人が持つ①見る②考える③行動する―という3つの力で地球が直面する5つの課題(①地球温暖化②海洋汚染③大気汚染④水質汚染⑤森林破壊)に立ち向かうことを目指して創設した。
安倍氏が実行委員長を務める(一社)水のもり文化プロジェクト地球さんご賞実行委員会が宮崎県都城や岡山県倉敷など6地域で展開し、今年から宮古島市でも実行委員会を立ち上げて実施することになった。
高橋さんは「宮古島でビーチクリーン活動や子どもたちのイベントを行っている中でプロジェクトに出会った。子どもたちが自分の目で見て考えて出したメッセージが書籍となり、大人や社会にいろんな影響を与える」とその影響力について説明した。
砂川副市長は「子どもたちが環境問題に取り組み、自分の思いを伝えることは素晴らしい。宮古島市のコンクールの発信で全国に広がってほしい」と期待を込めた。
宮城克典教育長は「子どもたちの一つの挑戦であり、可能性を拓くという面で良い企画だと思う」と主旨に賛同し「純粋な目線で未来につなげる宮古島のイメージを応募してほしい」と呼び掛けた。
作品は、かけがえのない生命を育む地球の自然や環境についての経験や感じていることなどを自らの言葉で文章にした作文、詩、童話を募集する。
提出先は郵送が地球さんご賞南の島実行委員会事務局(宮古島市平良東仲宗根903の18)宛て、同実行委員会へのeメール(sango.minaminoshima@gmail.com)で。公式サイトおよび応募フォームは現在構築中とのこと。
応募締め切りは9月16日必着となっている。