
全国から24チーム出場へ 離島甲子園 宮古島市で初開催 来月18日開幕
国土交通大臣杯「第16回全国離島交流中学生野球大会」(同実行委員会主催)が、8月18日から22日までの日程で初めて宮古島市で開催される。離島球児の夢舞台として開催されている離島甲子園の今年は27自治体から24チームが出場する。宮古島市からは宮古島選抜、宮古島アララガマボーイズの2チームが全国の強豪に挑む。実行委員長の嘉数登市長は「24チームの参加に感謝の気持ちとうれしさで一杯。野球を通じて相互交流を図り、宮古島のさまざまな魅力にも触れてほしい」と述べた。
18日に市役所で行われた記者会見には嘉数市長、村田光英さん(大会顧問)、砂川朗副市長(大会副実行委員長)、宮城克典教育長(同)、小澤卓さん(全国離島振興協議会総務課長)が出席した。
あいさつした嘉数市長は、はじめに「宮古島市制20周年記念として全国離島交流中学生野球大会が開催できることに心より感謝申し上げる」と述べた。
宮古島市で初開催の離島甲子園には「大会提唱者の故村田兆治さんをはじめ、多くの関係者の協力のもと子どもたちが全国から集結し、野球を通じて相互交流を図ることで子どもたちに夢や感動を与える。さらに新たな人間形成や健全な青少年の育成を促進することでさまざまな課題を抱える離島地域の振興に寄与できる大会と確信している」と述べた。
村田さんは、弟の兆治さんが島と島の交流を何とかしたいと始めた離島甲子園を通じて(中学生が)同じ野球人として成長していけることに大会の意義があると強調した。
大会は、8月18日午後4時からマティダ市民劇場で開会式。19日は伊良部球場、市民球場、下地球場で1・2回戦、20日は準々決勝、準決勝、交流試合を実施。21日に伊良部球場で決勝、表彰式、閉会式に加え、野球教室、キャッチボールクラシックも行われ、JTAドーム宮古島に会場を移し午後4時半から「さようならパーティー」で大会を締める予定となっている。 参加チームは次の通り。
伊豆大島選抜(東京)▽八丈島選抜(東京)▽佐渡市選抜(新潟)▽鳥羽(三重)▽隠岐の島あんやらーず(島根)▽大崎上島中学校(広島)▽KAMIJIMA(愛媛)▽対馬ヤマネコボーイズ(長崎)▽壱岐市選抜(長崎)▽五島バラモン(長崎)▽新上五島ファイブスターズ(長崎)▽甑島選抜(鹿児島)▽種子島中学校(鹿児島)▽南種子中学校(鹿児島)▽屋久島選抜(鹿児島)▽奄美市選抜(鹿児島)▽龍郷選抜(鹿児島)▽徳之島選抜(鹿児島)▽沖永良部与論合同チーム(鹿児島)▽久米島ゴールデンキングス(沖縄)▽石垣島ぱいーぐるズ(沖縄)▽宮古島アララガマボーイズ(沖縄)▽宮古島選抜(沖縄)▽竹富町選抜(沖縄)