レッドカーペット入場する俳優ら =マティダ市民劇場

宮古島国際映画祭始まる 交流の場で作品上映 初 日俳優らレッドカーペット入場

 「第4回宮古島チャリティー国際映画祭」(同実行委員会主催)が4日からマティダ市民劇場で始まった。初日はオープニングイベントが行われ、映画出演の俳優らがレッドカーペットを歩いて入場し、映画ファンが迎えた。同映画祭は表現する人たちにチャンスの場を与えることと宮古島での国際交流を目的に開催。多数のエントリー作品の上映があり、特別作品は「宮古島物語ふたたヴィラかんかかりゃの願い」などが上映されている。同映画祭は6日まで。主催者は「多くの人に鑑賞してほしい」と呼び掛けている。

記念撮影に応じる柴山会長(右から2人目)、女優の松原智恵子さん(中央)ら


 マティダ市民劇場ロビーを使ったレッドカーペット入場で映画出演の俳優らが姿を見せると映画ファンから大きな拍手が起きた。俳優らは笑顔で手を振り、記念撮影にも応じていた。
 舞台あいさつした実行委員会の柴山勝也会長は「国際映画祭は4回目となった。目的は映画関係者に少しでもチャレンジの場を与えたい。映画祭を通じて国際交流が行われ、(再度)宮古島に来てもらいたい。お祭りなので3日間楽しんでほしい」とあいさつした。
 オープニングフィルムとして上映された「宮古島物語ふたたヴィラ かんかかりゃの願い」は上西雄大さんが監督。物語は宮古島で繰り広げられ、登場人物たちの関係や運命が交錯する。その軌跡の再会や家族の絆が描かれ、物語は感動的な結末を迎える。
 2日目の5日は午前9時15分に開場し、エントリー作品の「Purple Lilac~恋の芽生え~」、「軋み」、「49日の真実」、「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」、「いまにまるを」、「メゾン平凡」などが上映。特別作品は「VERONICA」などが上映される。
 最終日の6日は午前10時半からエントリー作品上映があり、午後3時40分からは授賞式が行われる。式の前後にはライブ、エイサー、フラダンスなども披露される。
 同映画祭は、世界中の新進気鋭のアーティストによる革新的なインディベントシネマと世界中の新しいバーチャルリアリティー映像を紹介する目的もある。イベントの収益の一部は宮古島青少年育成事業に寄付している。

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