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石破総理からのメッセージを受ける砂川副市長(左) =市役所

犯罪、非行のない社会へ 社会復帰を支える 社会を明るくする運動 メッセージ伝達・広報出発式

 第75回社会を明るくする運動のメッセージ伝達式と街頭車両広報宣伝活動出発式が1日、市役所で行われた。宮古保護区保護司会や宮古更生保護女性会などから約50人が参加。石破茂内閣総理大臣からは「多様な背景を持つ人々が理解し合い、支え合うことによって犯罪や非行のない明るい地域社会が実現するよう取り組んでいきたい」とのメッセージがあった。3班で行った街頭車両広報宣伝活動では同運動を周知するとともに地域の更生保護活動への協力を呼び掛けた。
 同運動は法務省が主唱し全国的に展開するもので犯罪や非行の防止、立ち直りを支える地域社会の構築を目指し、一人ひとりが理解を深め行動を起こすことを目的としている。
 伝達式では石破首相や玉城デニー知事、半嶺満教育長からのメッセージが砂川朗副市長らに手渡された。
 石破首相からは「犯罪や非行の背景には望まない孤独や社会の中での生きづらさが存在していることが少なくない。悩める方々に寄り添い互いに相手を受け容れることが安全で安心な明るい社会の実現につながる」とのメッセージが届けられた。
 玉城知事は「社会復帰後、地域社会で孤立させない息の長い支援の取り組みを国や市町村、関係機関・民間団体などと連携し推進してくため第二次県再犯防止推進計画を策定、犯罪や非行をした人が再び過ちをしないように立ち直りを支えることを目標に掲げ社会を明るくする運動を推進している」とメッセージを伝えた。
 出発式では推進委員長である嘉数登市長のあいさつを代読した砂川副市長が「過ちから立ち直ろうとする人を地域社会の一員として温かく支援することが重要。そのためには地域全体で協力し関係機関と連携して取り組む必要がある、多様な背景を持つ人々が緩やかにつながり支え合う包摂的な地域社会の実現を目指していこう」と呼び掛けた。
 那覇保護観察所の西江尚人所長(代読)、市教育委員会の前泊直子教育長職務代理者(代読)もあいさつした。
 街頭車両広報宣伝活動は、3班に分かれた各支部が市役所を出発し平良、城辺、上野、下地、伊良部の各地区で同運動の周知を行った。

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