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優績者表彰されるさとうきび機械収穫優良オペレーターら =24日、JAおきなわ宮古地区本部大ホール

34万4759トン刈取る ハーベスター運営協総会 事業報告・計画など承認 新会長に宮國さん選任

 宮古地区ハーベスター運営協議会(与那覇武会長)の2025年度通常総会が24日、JAおきなわ宮古地区本部で行われた。ハーベスターによる刈り取りが34万4759㌧、約95・6%となった機械刈り取り割合などの24年度事業報告および収支決算、25年度事業計画および収支予算などの各議案を審議し、原案通り承認した。任期満了に伴う役員改選では、宮國明雄さんが新会長に選任された。

宮國明雄さん


 与那覇会長は、経営基盤強化のために収穫機械のメンテナンス事業を受託したことなどを示し、「オペレーターが安心してさとうきびを収穫できる環境作りを目指して取り組んでいきたい」とあいさつ。県宮古農林水産振興センターの金城靖所長が来賓祝辞で激励した。
 24・25年期のさとうきびは気象条件に恵まれ、前年度を大きく上回る36万464㌧の生産実績となった。そのうちハーベスターの刈り取りは34万4759㌧だった。前年度に引き続き伊良部地区の刈り取り応援として城辺・上野地区のハーベスター43台を派遣し、1万2388㌧を刈り取った。
 25年度事業は、ハーベスターオペレーター研修会や植付機実演会、年内操業要請(沖縄製糖・宮古製糖)、ハーベスター全体会議などを予定。地域のハーベスターの円滑な管理・運営を行うことを目的とし各種講習会や実演会を開催し、会員の経営基盤の強化および技術向上に向けて取り組んでいくとしている。
 議案審議後、さとうきび機械収穫優良オペレーターの表彰も行われた。
 新役員、表彰者は次の通り。
 ▼新役員
 会長=宮國明雄▽副会長=嵩原健一▽評議員=根間誠(平良)、根間貞勝、平良聡、新里章浩、葉山哲也、武富博登、山内義信、川満敏、池間邦博▽監事=根間誠(上野)、川平泰士
 ▼さとうきび機械収穫優良オペレーター
【沖縄製糖管内(トラッシュ率上位)】①岩下勝(川満地区)11・9%②與那覇智輝(松原地区)12・0%③来間得良(来間地区)12・1%④山内義信(島尻地区)12・1%⑤粟国博一(松原地区)12・1%
【宮古製糖城辺工場管内(トラッシュ率上位)】①川満里志(福西地区)11・7%②佐久川修(西東地区)12・0%③平良香苗(福北地区)12・0%④平良孝一(福北地区)12・0%⑤根間敏光(吉野地区)12・2%
【宮古製糖伊良部工場管内(トラッシュ率上位)】①川満光則(伊良部地区)12・1%②武富博登(同)12・3%③西里直也(同)12・5%④島尻勝信(同)12・6%⑤池間広樹(同)12・6%

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