
「楽しく学び、仲間と交流」 長寿大学25年度開講式 講師らに委嘱状交付
2025年度長寿大学開講式(市社会福祉協議会主催)が23日、市未来創造センターで行われた。琉球舞踊、日本舞踊、三線、大正琴、フラダンス、クラフトなど長期コース23講座、短期コース5講座の計28講座が6月から始まる。主催者の野原勝会長は「多くの市民の皆さんに参加していただきたい。事業目的の介護予防、生きがい作りの場となるよう職員一同尽力していきたい」とあいさつし、来年2月までの講座を受け持つ講師に委嘱状を交付した。

野原会長は「昨年度から社交ダンスや苔(こけ)講座など新規講座を増やした。参加延人数は4480人で前年度と比較すると1千124人の増加となり、市民の関心の高さが伺える。今年度も『るみちゃんと歌おう』『琉球舞踊下地分校』『やさしいぬりえ』『楽しく描く!筆ペン』『太極拳』を追加し、多種多様な28講座を準備している。(今後も)受講生の皆さんの声に丁寧に耳を傾け、さらなる発展を目指していきたい」と述べた。
来賓祝辞の嘉数登市長(代読)は「この講座を通じて生きがいを高め、多くの仲間と切磋琢磨して学ぶ楽しさを共有するとともに幅広い知識、技能を身につけ地域で一層活躍することを期待している」と述べた。宮古島市老人クラブ連合会の上原正行会長も激励した。
講師を代表してあいさつした與那嶺洋子さん(日本舞踊・平良、池間)は「長寿大学への参加が仲間との交流や長寿への知識を深める。健やかでいつも笑顔いっぱいに日々過ごし、学びをこれからの人生に生かしていただきたい」と述べた。
アトラクションでは友利久美子さんが琉球舞踊「浜千鳥」、前里博美さんが琉球舞踊「秋の踊り」、棚原芳和さんが三線「豊年の唄・響け宮古の唄あやぐ」をそれぞれ披露した。
長寿大学は、市に在住する65歳以上(60~64歳の参加可)が受講できる。講座は▽平良▽城辺▽上野▽下地▽伊良部―の地区ごとに設けられている。長期コースは三線、大正琴、ちょこっと社交ダンス入門、歌声、フラダンス、日本舞踊、琉球舞踊など23講座、短期コースは楽しく描く筆ペン、太極拳、合気道など5講座が提供される。募集期間は30日まで。
問い合わせは市社協(72・3193)まで。