
7月に鳴りとぅゆんみゃ~く 来月21日からチケット販売 各地から地域自慢選抜
(一社)宮古島市文化協会は22日、未来創造センターで会見を開き、市制施行20周年記念事業「第30回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」の開催概要を発表した。大会は7月13日午後2時半開場、同3時開演となっており、マティダ市民劇場で行われる。チケットは6月21日午前10時から販売。市内の指定された各公民館で購入できる。会見では、饒平名和枝会長や砂川春美方言部会長らが出席し、地域ごとに異なる話法の魅力や大会の意義を語った。
この大会は、方言離れが進む中、地域の言葉と文化を次世代に継承することを目的に実施されており、節目の30回目となる今回は、審査員の得点に観客票を合算するなど例年以上に取り組む予定で島内外からの注目を集めている。
饒平名会長は「地域の言葉(方言)を守ることは、地域の独自性も守られ、ミャークフツを通して郷土愛や自らのアイデンティティの確立も図られる。世代を超えてミャークフツを継承し続けていけるように、多様な機会の創出を図っていきたい」と述べ、砂川部会長は「これまでにない大会へと協会一同取り組んできたい」と方言で話し、来場を呼びかけた。
大会概要によると今年の共通テーマは「ばんたが すま がーらず(私たちのシマ自慢)」。平良を2組とし、城辺、上野、下地、伊良部、多良間の各地域から各1組が選抜となっている。そのため、宮古島全域ではなく自身の出身地区にフォーカスを当て「地域の誇りや自慢を語る」として「シマ」はあえての片仮名表記とのこと。
出場資格は高校生以上で、1組1人もしくは2人まで。応募は6月13日までとなっている。発表形式は自由で、1組5分以内の発表時間が設けられる。小道具や楽器を使用する際は事前に事務局に確認が必要。大会優秀者は沖縄県文化協会主催の「しまくとぅば発表大会」への推薦も行われるという。
チケットは6月21日午前10時から平良中央(市未来創造センター内)、城辺、上野、下地、伊良部の各公民館ロビーで販売される。価格は一般1500円、協会会員1300円、高校生以下1000円で、1人につき5枚まで購入可能とのこと。
申し込みおよび問い合わせは同協会事務局(79・5880 電話・ファクス兼)まで。