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19日から始まった2025年度宮古地区移動献血 =先嶋建設・駐車場

移動献血はじまる 血液製剤の安定供給へ デジタル化へアプリ導入も 月末まで各地で実施

 沖縄県赤十字血液センターの2025年度宮古地区移動献血が19日から始まった。初日は18回目の協力だという先嶋建設で午前9時~同11時、マティダ市民劇場で午後1時から同4時半まで実施した。これから月末まで島内の各事業所や公共施設で行われる。同センターは医療機関への安定供給に向けて協力を求めている。きょう20日は市役所で午前9~11時、午後1時~4時半まで実施される予定となっている。
 移動献血は年に5月と10月の2回実施しており、今回は400㍉㍑(体重50㌔以上の人対象)を受け付け、RHマイナスのみ200㍉㍑でも受け付け可能となっている。
 同センター献血推進課の照屋朝久主事は血液製剤の安定供給には献血が不可欠であり、今年度は献血数が減少傾向にあると予想されるため、さらなる献血の協力を呼びかけている。
 同社の友利博明常務は「地域貢献のためにも目標人数達成へ協力できれば」と語った。この日は午前中に20人、午後からを40人を目標人数として実施した。
 次の▽当日の体調不良、服薬中、発熱等がない人▽3日以内に出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた人▽1カ月以内にピアスの穴をあけた人▽6カ月以内にいれずみを入れた人▽一定期間内に予防接種を受けた人▽外傷のある人▽動物または人に咬まれた人▽輸血歴・臓器移植歴のある人▽エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる人▽妊娠中でない人、また出産後6カ月経過した人―などは献血ができない。詳細は同センターウェブページに記載されている。
 また、献血手帳やカードの新規発行および更新は来年1月で終了するため、スマートフォン用アプリ「ラブラッド」への移行を呼びかけている。
 アプリでは事前問診の登録により受付時間が短縮され、検査結果も最短2日後に確認できる。ただし宮古地区では献血予約機能は未導入となっている。
 そのほか、実施日は▽22日=沖縄製糖工場宮古工場(午前9~11時)▽23日=宮古島署(午前9時~正午)、JAおきなわ宮古地区本部(午後2時~同4時半)▽24日=メイクマン宮古店(午前9時~同11時半、午後1~3時)▽25日=サンエー宮古島シティ店(午前9時~同11時半、午後1時~同4時半)▽26日=沖縄電力宮古支店(午前9~11時)、県立宮古病院(午後1時~同4時半)▽27日=市役所(午前9時~同11時半、午後1時~同4時半)▽28日=マックスバリュ宮古南店(午前9時~同11時半、午後1時~同4時半)▽29日=県宮古合同庁舎(午前9時~同11時半、午後1時~同4時半)▽30日=市役所(午前9時~同11時半、午後1~3時)―となっている。

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