
ゴーヤー特売に大盛況 多くの人、笑顔購入 「消費拡大」アピール
2025年宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーン(同実行委員会主催)が10日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で行われた。ゴーヤーは1袋(2本入り)が100円の特価で販売。同市場には開店と同時に多くの人が訪れ、山積みされたゴーヤーから手に取り購入した。セレモニーでは久志隆盛実行委員長が「宮古島市のゴーヤーは県より拠点産地として認定されており、県内でも主要な生産地。2000袋を準備して特売する。皆さんの協力でキャンペーンを盛り上げていきたい」とあいさつした。購入した人たちは特売を歓迎し「ゴーヤーチャンプルなどでおいしくいただきたい」と話した。
同キャンペーンは例年、5月8日の「ゴーヤーの日」に開催している。ゴーヤーの日はゴーヤーの出荷が最盛期を迎えることと語呂合わせで制定。キャンペーンはJA、農家など関係者が実行委員会となり、島内外の消費者に向けて宮古島産ゴーヤーを広くアピールするとともに消費拡大を図ることを目的に行っている。
セレモニーでは、いけむら保育園の5歳児が元気いっぱいにダンスを披露した。
久志実行委員長は「キャンペーンは県がゴーヤーの消費拡大を図るため平成9年5月8日に『ゴーヤーの日』を制定して以来、コロナ禍で中断はあったものの宮古地区では継続して開催しており、宮古島産ゴーヤーの生産拡大に大きく貢献している。県内でも主要な生産地であることは県、市や関係機関の協力、生産農家の努力のおかげであり感謝申し上げる」と述べた。
JA宮古野菜・果樹生産出荷連絡協議会ゴーヤー専門部会の砂川勝彦部会長は「丹精込めたゴーヤーなのでおいしく食べていただきたい」と呼び掛けた。
この日は2000袋が準備され、店の中央付近にはゴーヤーが山積みされた状態で販売された。開店と同時に入ってきた人たちは1人5袋まで購入。60代女性は「チャンプルだけでなく、多く買った場合は漬け物で保存して食べている。きょうもおいしくいただく」と笑顔で話した。
70代女性は「ゴーヤーは体に良いので普段からよく食べている」、富永薫さん(71)は「ゴーヤーチャンプルと天ぷらにして食べる。ゴーヤーが大好きだから毎食いただいている」とそれぞれ語った。