共同記者会見でレースへの意気込みを語った招待選手ら =JTAドーム宮古島・会議室

招待選手らレースへ意欲 トライ大会共同会見 寺澤「総合3連覇目指す」

 あす20日に開催される第39回全日本トライアスロン宮古島大会の招待選手共同会見が18日、JTAドーム宮古島で行われた。出席した男女10人の選手たちは1年ぶりの宮古島大会に「楽しみながら挑みたい」と話した。昨年の大会で総合2連覇した寺澤光介は「3連覇を目指したい」と力強く語った。女子3位だった平柳美月は「優勝と総合20位を目指していきたい」と意欲を見せた。大会は20日午前7時に前浜ビーチをスタートし、スイム3㌔、バイク123㌔、ラン35㌔で熱いレースが展開される。
 会見には寺澤光介(第38回大会総合1位)、新田城二(同総合3位)。大倉拓也(同総合4位)、土田洋平(同総合5位)、石戸寛之(同沖縄県1位)、平柳美月(同女子3位)、太田麻衣子(同女子4位)、田中美沙樹(同女子5位)、森陽平(同宮古男子1位)、西村香織(同宮古女子1位置)が出席した。
 レース2日前の共同会見にはリラックスした感じで臨み、コンディションやレース展開、目標などを語った。
 宮古島に戻ってきた心境とコンディションに、新田は「あっという間の1年だった。コンディションは良いので頑張りたい」、大倉は「大阪に比べて暑いのでレースはつぶれないように頑張りたい」とそれぞれ語った。
 寺澤は「(1年の)久しぶりの感じがしない。昨年のレースを思い出しながら楽しさが湧いてきている状況。調子としては悪くないが、まだピークではないのでしっかり休み、良い状態でレースに臨みたい」と話した。
 目標については、寺澤が総合3連覇に意欲を見せた。新田は昨年のタイムを越えることと楽しめることの2つを挙げ、「優勝を目指して頑張りたい」とも語り、寺澤の3連覇阻止に挑む構えを見せた。
 大倉は「昨年を越えて3位以内に入りたい」と話した。40代の土田は「入賞できるように頑張りたい」と控えめながらも30代選手との戦いに意欲。石戸は「今までのタイムを上回ることが目標。『40歳過ぎてもタイムは伸ばせる』ところを見せたい」と語った。
 女子優勝と総合20位を目指す平柳は「強い選手がいるので簡単ではないが頑張りたい」と意欲。太田は「招待選手としてここに戻ってこられるように頑張りたい」、田中は「目標は高く3位以内に滑り込みたい。最後まで諦めずにゴールしたい」とそれぞれ語った。
 森は「昨年よりもいい順位でゴールしたい。一緒に練習してきた仲間や走行会をしてくれた(教え子の)思いも背負っているのでしっかり結果を出したい」と意欲。西村は「宮古島招待選手に選ばれるように頑張りたい」と話した。

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