
公共下水道管接続工事に係る費用の補助金に関して話す嘉数市長
=市役所
補助金引上げで負担軽減 公共下水道管工事費用 市長定例会見 補助制度利用で接続促進
嘉数登市長は、1日の定例記者会見で公共下水道管接続工事にかかる費用の補助金を引き上げる考えを示した。補助制度は工事費の負担を軽減するもので最近の物価高騰など経済的状況を見て引き上げも実施し、4月1日から施行した。接続が進んでいない西里通りについては接続可能世帯の接続を呼び掛けた。
嘉数市長は「公共下水道に接続することで悪臭を防げて街が清潔に保たれる。浄化して海に流すことにより水環境をよみがえらせることも可能となる。補助制度を活用し快適な生活環境や公共水域の水質保全を図るために接続をお願いしたい」と述べた。
市公共下水道接続促進事業補助金の対象工事は、処理区域内で合併処理浄化槽、単独処理浄化槽又はくみ取り式便所を廃止して行う排水整備工事で補助金の交付を申請する日の属する年度の1月末までに完了するものとなっている。
補助金額は、合併処理浄化槽を設置している建物は工事費が5万円以上の場合5万円が改正後は「工事費が6万円以上の場合6万円」、単独処理浄化槽又はくみ取式便所を設置している建物は工事費が10万円以上の場合10万円が改正後は「工事費が12万円以上の場合12万円」となった。
公共下水道の接続可能世帯の申請方法は、市下水道課に問い合わせるようにも呼び掛けた。