嘉数市長を表消した宮古島離島促進協議会SABANI =市役所・市長応接室

高品質商品で市場拡大へ SABANI 離島輸出促進協議会 中嶋会長ら市長報告

 宮古島離島輸出促進協議会SABANIの中嶋哲也会長らは26日、市役所に嘉数登市長を表敬し、これまでの活動報告と5月に鹿児島県で開催される第4回「ハイサイ!いちき串木野!!沖縄物産フェア」出展についての説明をするとともに市への理解と協力を求めた。
 同協議会は昨年11月の沖縄総合事務局「GFP沖縄(農林水産物・食品輸出プロジェクト)」内セミナーを契機に発足。
 宮古島をはじめとする離島からの農林水産物や食品輸出に向け、海外営業やPR活動を実施し、1月に米国ラスベガス展示会に出展し、2月に三越伊勢丹バイヤーを招聘するなど積極的な販路開拓活動を展開している。
 冒頭、中嶋会長は同協議会の▽米国輸出▽支援体制の充実性▽売り先の確保―といった3つの強みを強調し、「アメリカでブランド力をつけて国内へ持っていくため、ブランディングの違いや商品力に特化している」と述べた。
 その上で「宮古島のレベルの高い産業商品を作り上げ、県外、国外へと広げていきたい」と今後に向けた意欲を示した。
 同行した国吉翔平副会長は「同協議会を通して、自分たちが作った商品を海外へ届けたりなど、チャレンジできる環境がありがたい」と話した。
 嘉数市長は、台湾基隆市伊良部島物産展(市伊良部商工会主催)を挙げ、「世界へ発信しようというチャレンジ精神がすばらしい。物をそのまま販売するのではなく、加工して発信することで付加価値もついてくると思う。市としてしっかり応援していきたい」と強調した。

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