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「教育の日」で市民大会 子どもの未来へ地域一丸 模範児童生徒表彰も
2024年度宮古島市の教育を語る市民大会(市教育委員会主催)が16日、未来創造センターで開催された。実践発表では第3次宮古島市教育ビジョンの実現や確かな学力の向上に向け取り組んでいる成果と課題が示された。トークイベントでは市出身の長濱大祐氏、教育アドバイザーの下地敏雄氏による講演が行われたほか、模範児童生徒の表彰やアトラクションも催された。会場には多くの市民が詰めかけ、学校、家庭、地域が連携した学力向上に向けた取り組みへ意欲を見せた。
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市教委では、教育に関する市民の関心と理解を一層深め、市民全体で「教育」に関する取り組みを進め、教育に充実・発展を図ろうと毎年2月の第3日曜日を「教育の日」と定めている。
主催者あいさつで前泊直子教育職務代理は「本大会を通じて1人でも多くの市民の皆さまが、学校教育や社会教育にとどまらず、人生百年時代の学びについてそれぞれの立場で考え、推進する機会となるよう願っている」と述べた。
来賓では嘉数登市長が「教育は未来を築く基盤であり、子どもたちの成長と発展に欠かせない重要な要素。教育を通じ、次世代を担う人材を育成し、社会の発展に寄与する事が私たちに求められている」とあいさつした。
その上で「子どもたちが自らの可能性を最大限に引き出し社会で活躍できる力を身につけるためには、学校だけでなく地域社会が一体となり支えていくことが不可欠」と強調したほか、市議会の長崎富夫副議長もあいさつした。
表彰ではスポーツや文化、児童・生徒活動など学校生活で総合的に活躍したとして各学校から推薦された者を審査会で選考し、模範児童生徒を選出。選ばれた久松小学校6年の大渕芽依さんと宮古総合実業高校の奥平和真さん(3年)、根間桜さん(同)、吉田希さん(同)、宮古高校の狩俣あい梨さん(2年)、川満千晴さん(同)のそれぞれに賞状と副賞が贈られた。
主な実績として大渕さんは第15回藤枝JC杯争奪全国少年少女サッカー宮古地区トレセンU―12で主将として参加した、
奥平さんは3級海技士試験1科目合格、根間さんは第22回全国水産海洋高校食品技能コンテストにて総合優勝し文部科学大臣奨励賞、水産庁長賞を受賞。吉田さんはパーキンソン病患者卓球療法イベントに2年時から毎月ボランティアで参加した。
狩俣さんは県高校総合体育大会卓球競技で女子ダブルス、シングルス、学校対抗でいずれも準優勝を獲得、川満さんは県高校新人体育大会空手道競技の女子団体組手にて準優勝、県高校生郷土芸能ソロコンテスト舞踊部門にて金賞を受賞など、それぞれの活躍が評価された。
実績報告では学校教育課指導主事の下里道代氏が子どもたちの教育環境づくりへの取り組みや学力といった現状を報告した。
トークイベントではオックスフォード大学修士課程修了の長濱大祐氏による「学ぶ楽しさ、広がる世界」、下地敏雄氏の「親としての子どもとの接し方」が行われた。
また平良中ダンス部によるダンス、砂川小学校6年生による郷土芸能も披露された。