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國學院が2連覇飾る 宮古島大学駅伝 2位順天堂、3位青山学院 強豪チーム走りに沸く
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」(同実行委員会主催)が9日、市陸上競技場発着の6区間82・0㌔のコースで行われた。11校13チームが競った結果、國學院大學が4時間8分38秒で2連覇を果たした。2位は順天堂大学、3位は青山学院大学。レースは寒いなか展開し、各大学チームの選手たちが熱い走りでタスキをつないだ。コース沿いでは住民らが声援を送り大学強豪チームの走りを楽しんだ。夕方には市内のホテルで表彰式があり、懇親を深めるとともに選手たちの健闘を称えた。
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同大会は出雲、全日本、箱根の大学駅伝大会の出場に向けて強化に取り組んでいる大学駅伝チームの支援、合宿誘致活動の一環として行われている。市陸上競技協会が主管となり市スポーツ協会、宮古島観光協会などが後援で支えた。
開会式で大会長の嘉数登市長が「今年は13チームに加え県内の高校生チームも特別参加し、より一層の熱戦が期待される。選手のみなさんには、それぞれの目標に向けて仲間とともに最高のレースを繰り広げていただきたい」と激励した。
レースは午前9時にスタート。1区の選手が陸上競技場のトラックを1周してコースに出た。比嘉ロードパークまでの走りで集団から抜けた順天堂がトップでタスキをつないだ。1秒差で神奈川、大学連合2、國學院が続いた。2区は國學院が追い上げてトップの順天堂を抜いたが3区は再び順天堂がトップに。4区、5区もトップで走り、國學院がすぐうしろで追った。最終6区の残り3㌔で國學院が順天堂を抜いてトップに立ち、そのままゴールした。
トップでゴールした國學院アンカーの鎌田匠馬選手は「前半6、7㌔まではラップが上がらず苦しい走りになった。前田監督から駅伝は頭で走るものではなく気持ちで走るものだと言ってもらったことで気持を入れ替えた」と振り返った。今後に向けては「昨年故障で力を出し切れず悔しい思いをした。(宮古島駅伝を)終えたあとはけがをしないように練習し、チームでは出雲、全日本、箱根で優勝して3冠を達成したい」と意欲を見せた。
前田康弘監督は「タフなコースだったが抜きつ抜かれつつの戦いができた。(前半の先行に)このまま逃げ切れると思ったが3区後半からつかまり、順天堂とマッチレースになり青山学院もきたが選手たちは攻めの姿勢で走ってくれた」と話した。
宮古島大学駅伝については「新チームの時期で若い選手や箱根などで走れなかった選手にとって走れる機会を与えてもらえるのは非常にうれしく価値のある大会」と歓迎した。
レースには県内の北山高校、那覇西高校、宮古選抜(根間大樹、洲鎌斗輝、山下裕翔、砂川治斗、柳岡碧輝)も出場した。
結果は次の通り。
【団体の部】優勝=國學院大學4時間08分38秒▽2位=順天堂大学4時間09分06秒▽3位=青山学院大学4時間09分29秒▽4位=専修大学4時間10分06秒▽5位=神奈川大学4時間13分33秒▽6位=中央大学4時間13分56秒▽7位=帝京大学4時間14分15秒▽8位=東海大学4時間14分51秒▽9位=東京国際大学4時間16分37秒▽10位=芝浦工業大学4時間18分08秒▽11位=城西大学4時間18分28秒▽12位=大学連合1・4時間19分51秒▽13位=大学連合2・4時間19分56秒
【区間賞】1区(10・8㌔)=池間凛斗(順天堂大学)32分13秒▽2区(12・2㌔)=浅野結太(國學院大學)35分39秒▽3区(20・1㌔)=具志堅一斗(専修大学)1時間01分00秒▽4区(10・0㌔)=黒田朝日(青山学院大学)29分29秒▽5区(10・3㌔)=林龍正(順天堂大学)31分27秒▽6区(18・6㌔)=飯田翔大(青山学院大学)55分55秒