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市長選・市議補選の立候補予定者説明会が行われた =市役所

市長選、市議補選決戦へ 投開票まで1カ月余迫る 市選管予定者に 立候補届け出など説明

 宮古島市選挙管理委員会(仲間正人委員長)は9日、市役所で来年1月12日告示、19日投開票の第6回宮古島市長選挙および市議会議員補欠選挙の立候補予定者説明会を行った。本人や代理人が出席し、立候補関係書類の作成方法や選挙供託手続きなどの注意事項を確認した。投開票まで1カ月余近くとなるなかの同説明会の開催により選挙ムードが高まってきた。市長選は5人が出馬を表明しており、説明会には検討している1人が出席。市議補選は出馬に意欲を見せる4人が出席した。
 仲間委員長は「任期満了により実施される市長選、欠員に伴い行われる市議補選の説明会は選挙における各種届出や選挙運動がスムーズに行われることを目的に開催される。身近な選挙であり、本市のさらなる発展に大きな影響を与える重要な選挙となっている、立候補予定者や関係者のみなさんは配布する各資料を確認し、明るい選挙の実現へ向けて良識ある対応をお願いしたい」とあいさつした。
 事務局は候補者の手引きや立候補関係書類の作成方法などを説明。那覇地方法務局宮古島支局は選挙供託手続き、宮古島警察署は選挙に伴う交通法令の遵守や選挙運動における注意事項、宮古郵便局は選挙郵便の案内などをそれぞれ説明した。
 市長選には現職の座喜味一幸氏(74)、前市議の前里光健氏(42)、元県企画部長の下地明和氏(67)、前副市長の嘉数登氏(61)、会社代表の豊見山徹氏(64)の5人が立候補を表明した。この日、説明会に出席した52歳の男性は「今後検討したい」と話した。
 6月の県議選後に出馬を表明した前県議の國仲昌二氏(63)は7日に行われた座喜味氏の後援会事務所開き前に会見し、座喜味氏の一本化に向けて取り下げ、市議補選への出馬を表明した。
 5人の中で最初に出馬を表明した前里氏は「宮古島にあるさまざまな課題の解決に向けて強い思いから市長選に臨みたい」と述べ、人口減少対策やDXデジタル社会に対応できる街づくりなどの政策を示した。
 下地氏は「故郷の宮古島市の振興発展に貢献したいとの思いで出馬を決意した」と述べた。住民税5%減税を示し、政策は若者定住、子育て支援や産業振興と雇用の場の確保などを掲げた。
 嘉数氏は「県行政や副市長としての行政経験を生かし、経済界などの声を受けて立候補した」と述べた。政策は少子化、若者定住や島の経済を支える農畜水産業の稼ぐ力の強化などを示した。
 豊見山氏は「宮古島を守りたい、島の人を守りたい、島の子どもたちを明るくしたいという思いで出馬を決めた」と述べた。政策は宮古島アイランド(入島税)の導入やライフラインの整備などを掲げた。
 座喜味氏は「市民ファーストを政策理念に保革を超えた市民の思いを結集し、若者定住化などを進めていきたい」と述べた。4年間の6次産業推進の地域経済による市民所得向上などの実績を強調し、「市民目線の豊かさと品位ある調和のとれた街づくりを進める」と述べた。

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