税を考えるつどいで表彰された皆さん
=未来創造センター・多目的ホール
功労者、児童生徒を表彰 「税を考える週間」で集う 消費税完納・キャッシュレス推進
税の意義や役割を考え、税に関する理解を深める「税を考える週間」の一環として20日、2024年度税を考えるつどい(税を考える宮古島連絡会主催)が未来創造センターで開かれた。消費税完納・キャッシュレス納付推進の2宣言を採択したほか、沖縄国税事務所の我那覇安昭次長が講師を務め「これからの社会に向かって」をテーマに講演。納税功労者などに感謝状を贈呈し、児童生徒の税に関する作文・絵はがきコンクールの入賞者を表彰した。
消費税完納宣言趣意書は、税を考える宮古島連絡会・宮古島間税会の羽地昇子会長が読み上げ、「消費税の期限内納付に対する市民の意識の高揚と納税義務の確実な履行によって安心、安全、豊かで活力に満ちた地域社会を創造するため、納税緩和措置を最大限に活用しながら消費税完納を目指す」と宣言した。
沖縄宮古法人会の友利寛忠会長は「社会全体のデジタル化は、国民・企業の利便性を向上させ、行政の効率化に資するもの。『いつでも・どこでも・便利な』キャッシュレス納付の一層の普及に向けて、共同して推進していく」と宣言。
我那覇次長は、自発的かつ適正な納税と、キャッシュレスでの納付を呼びかけた。
表彰式では国税の申告と納税および租税教育等に関して功績顕著な団体または個人、法人を表彰する納税表彰や、児童生徒の税に関する作文・絵はがきコンクールの入賞者を表彰した。
本年度からの取り組みとして、児童生徒を代表して作文が朗読されることとなった。
税に関する高校生の作文で県教育長賞を受賞した前田みぞれさん(宮古高校1年)が「時空を超えて」を、中学生の税についての作文で県納税貯蓄組合会長賞を受賞した松川久麗杏さん(北中3年)が「税に込められる人の思い」をそれぞれ読み上げた。