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「いもの日イベント」で芋加工品を買い求める =市役所

芋の加工品展示、販売 生産振興、消費拡大へ 「いもの日」でイベント 多くの人が買い求める

 サツマイモの生産振興と消費拡大を目的とした「いもの日イベント」(宮古島市かんしょ産地協議会、沖縄県かんしょ生産振興協議会主催)が18日、市役所2階大ホールで開催された。芋加工品の展示・販売や芋の無料配布、パネル展示があり、多くの人で賑わった。芋が好きな人たちは紅芋餅、紅いもパイ、紅芋のフルーツタルトなどを買い求めた。19日は午前9時から生産者や事業者を対象に堀内翔斗氏(おきなわアオイファーム代表)が「生産から流通までの取り組み」の演題で講演を行う。
 県は11月16日を「いもの日」として定めており、その日を中心として各地ではサツマイモの生産振興と消費拡大のキャンペーンが行われている。宮古島市は2019年度に拠点産地として認定され、県内でも有数な芋の産地となっており、イベントには7事業所と宮古総合実業高校が参加した。
 イベントは天気の影響で屋外から屋内に変更して行われた。会場では紅芋もち、紅芋のモンブランタルト、紅芋パイ、芋チップ、焼き芋プリン、イムゲー、スイートポテトなどが販売。宮古総合実業の生徒らは紅いもパンを販売した。
 いもともや食品加工所は紅芋もち(紅芋、クリームの2個入り)、芋入りサタパンビンなどを販売。代表の上里正子さんは「紅芋もちの皮の8割は芋になっており、中の餡子は紅芋がきな粉に黒ゴマと多良間島の甘酒、クリームの皮は紅芋と甘麹などを使っている。餅粉が少ない分、子どもから年配まで食べやすい餅になっている」と話した。
 サツマイモは栽培がし易く、世代を問わず愛される作物とも話し、「皆さんに地元の芋を食べてほしい」と呼び掛けた。
 紅芋もちなどを購入した40代女性は「初めて食べるので楽しみ」と笑顔。普段から蒸かし芋、フライなどで芋を食べる機会は多いという。「知り合いにもあげるのでたくさん買った」と話した。
 会場では石垣市、うるま市、久米島町の芋商品や県糖業農産課、那覇植物防疫事務所平良出張所、県病害虫防除技術センター本所・宮古駐在、県農業研究センター宮古島支所のパネルが展示された。

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