SEL普及と連携強化へ 新たな学びの共有促進 来月1日合同庁舎で未来の教育講演会
未来の教育講演会実行委員会(下地勇也実行委員長)は13日、市役所を訪れ、第2回未来の教育講演会が12月1日に県宮古合同庁舎2皆講堂で開催されることの発表とともに市教育委員会へ報告した。文部科学省推薦のSEL(SocialEmotionalLearning)に焦点を当て、教育関係者間の情報交換や協力体制の構築を目指している。下地実行委員長は、SELの知識普及と関係者間のつながり強化を目指す意向を示した。
同講演会は、学校教育、家庭教育、社会教育の基盤となる力を養う目的で実施される。SELをテーマに、学びプロダクションrokuyou社代表の下向依梨さんを講師に迎える。
対象は、学校教員だけでなく、保護者や塾の先生など教育に関心のある全ての人に向け2部構成され、SELについての内容とワークショップが展開される。
近年、非認知能力の重要性が高まる中、OECD(経済協力開発機構)が重要視していることも追い風となっている。今後の社会においてウェルビーイング(心身ともに満たされた良い状態)を向上させることは重要であり、SELは非認知能力を高めるとされ、注目を集める。
SELとは教育プログラムであり、対人能力や共感力などを向上させることが期待されている。
下地実行委員長は「新たな学びを地域の先生方に共有し、教育関係者間のつながりを強めることができれば」と述べ、幅広い参加を呼びかけた。
村上健輔学校教育課長は「SELを活用した講演は、教育に関心がある全ての方にとって有益だ」と期待を寄せている。
参加費は無料で、第1部のSELの概要と基本WSは午前10時から正午までの定員100人。第2部のSELの発展的内容と応用ワークショップは午後2時から同5時までで第1部参加者から定員20人となっている。
申し込みおよび詳細はQRコード先で確認できる。