アレンジしたダンスを披露する宮古特支中等部生徒ら =1日、マティダ市民劇場

伝統と創造性を熱演 中学校総合文化祭

 宮古地区中学校文化連盟(下地直樹会長)は1日、マティダ市民劇場で第30回「宮古地区中学校総合文化祭」を開催した。伝統芸能から現代的なパフォーマンスまで多彩な文化活動が披露され、参加した生徒らは郷土文化の継承者として堂々と演技を行い、観客からは惜しみない拍手が送られた。

平良、上野、鏡原、伊良部島の生徒たちによる三線演奏で幕を開けた


 同文化祭は、地域文化の継承と青少年の創造性を育む重要な場。本年度の文化祭のテーマは、「文化の光 絶やすことなく 未来を照らせ」で、亀川有さん(久松3年)が考案し、ポスターは林心春さん(西辺3年)が作成。文化祭の意義と学生たちの参加意欲を高めた。
 下地会長は開会のあいさつで、「全国に先駆けて文化の継承をすべく先輩たちがつないできた。新型コロナウイルスの影響で2度中止があり、まだ探り探りの状況だが、素晴らしい舞台を期待している」と述べた。
 同文化祭は午前の部と午後の部に分かれて行われ、午前の部は平良、上野、鏡原、伊良部島の生徒たちによる三線演奏で幕を開けた。
 また、宮古特別支援学校中等部は「動物の謝肉祭」「ライオンの行進」「水族館」を同校バージョンにアレンジ。伊良部島は「満月の夜に」の方言朗読を行っい、地域文化の多様性と生徒らの創造力を示した。

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