開会行事では国歌斉唱も行われた =マティダ市民劇場

研究大会宮古島大会が開幕 県教委・県へき地教育研究連 「へき地教育充実を」

 第57回県へき地教育研究大会宮古島大会(主催・県教育委員会、県へき地教育研究連盟)が24日、マティダ市民劇場で始まった。へき地教育研究成果の交流により教育の充実を図ろうとするもので、この日は同劇場で全体会(開会行事、記念講演)、研究協議、公開授業・学校別分科会(会場・市内6小・中学校)が行われ、きょう25日は市未来創造センターで課題別分散会が開かれる。
 今大会のスローガンは「結の心とふるさとへの誇りを持ち 主体的に未来を切り拓く人間性豊かな子どもの育成」で、研究主題を「主体的・協働的に学び、ふるさとへの誇りと愛情を持った人間性豊かな子どもの育成~児童生徒一人一人が他者とつながり、地域とともに『生きる力』を伸ばす学校・学級経営と学習指導の深化・充実をめざして~」としている。
 開会行事で県教育委員会の半嶺満教育長(代読・平良吉嗣宮古教育事務所長)が「このような機会は非常に意義深いものであり、九州各県の小規模校の一層の充実が図られることを願う」とメッセージを送りあいさつの言葉とした。
 歓迎の言葉として座喜味一幸市長は「九州各地より宮古島にお越しくださりありがたい。本市では離島の自然などを生かし、豊かな人間力を育成する教育活動を進めている。参加されるすべての皆様のお力添えをいただき、大会が実り多いものになることを願う」と述べた。
 記念講演ではシンガーソングライターの下地イサムさんが「『足りない』を楽しむ人生」と題して講演した。

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